宇都宮 グランデ公演 牛歩な後記。
終わりました。
おかげさまで、大盛況の中終えることができました。
2011年に結成したKatoShoji。
色々な作品や人と出会い、ご縁がつながり、
ようやっと、"カトショスタイル"が形になった。そんな公演でした。
昔から、授業とかで教科書を音読するのがすごく好きでした。
声に出してみると、文字で読んでいた時よりはっきりと、その世界が広がっていくような感覚がしていました。
みんなが読むと、同じ文章の同じ登場人物なのに、なんだか違う性格の人に聞こえたりする。
そんなのを聴きながら、ワクワクしていたのを覚えています。
そんなところからなのか、朗読っていうスタイルが、私にはカッコよくて。
お芝居するのでもない、歌を歌うのでもない。
お芝居も歌も大好きです。
生き生きと、エネルギーが溢れていて、
その場所が満ちている。
舞台が好きなのは、きっとそんなところです。
対して朗読は、座って(もしくは立って)読みます。
動きもほとんどありません。
だけど耳を澄ましていると、
鳥はちゃんと飛ぶし、電車は走っていくし、太陽はちゃんとあったかかったり、
人はしっかりそこに生きています。
私にとっては、そんな音の世界に音楽をつけていくことが、何にも代え難く楽しいことでした。
テレビとか、映画とか、映像の力はすごいです。
だけれど、
そういった情報量とは圧倒的に違う、
制約のある不自由さが、創作していく上でとても魅力です。
まだまだ、まだまだまだまだ、
考えるべきこと、やるべきことは山積みです。
でも一つ。
こんな温度が、カトショではお届けできるんだよ。と、お客様にお伝えし感じて頂けたのではないかと。
それは、続けてきた中できちんと生まれてきたことだったし、
きっと、これからの私たちにとって非常に大きな糧となると思うので…
本当に今回は、苦しい中で、
でもやれて良かったねと、ホッと一息笑顔になれるような回でした。
出演してくださった、
和田さん、志賀ちゃん。
演出の八木さん。
いつも素敵な照明と音響で、小屋入りしてすぐ泣かせてくれる、東芸の皆様。
ホテルグランデの皆様。
支えてくれたあきちゃん。
サポートしてくれた、全ての方に。
そしてお越し下さったお客様。
最後に、KatoShojiの相方、みおぺに。
超絶なありがとうをお届けして。
加藤の牛歩な後記は、おしまいにします。
また近々!(多分近々)
お会いしましょう!
ありがとうございました!!
KatoShoji
加藤 亜祐美